出願番号 |
特願2005-087232 |
出願日 |
2005/3/24 |
出願人 |
国立大学法人東京海洋大学 |
公開番号 |
特開2006-266950 |
公開日 |
2006/10/5 |
登録番号 |
特許第4839435号 |
特許権者 |
国立大学法人東京海洋大学 |
発明の名称 |
生鮮野菜・果実類の凍結ダメージの評価方法 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
検査・検出、食品・飲料の製造 |
適用製品 |
凍結・解凍ダメージの評価方法 |
目的 |
食品の凍結・解凍による品質低下の評価方法には、 1)食感、味、外観、離水など食味評価による点数比較 2)テクスチャアナライザ、粘弾性測定装置等による硬さ、弾力などの物性評価 3)顕微鏡による細胞の障害状態の観察 が知られている。1)と2)は食味や物性の評価においては、組織レベルで凍結の障害度を比較評価するには不十分なデータであり、3)の細胞外観観察する方法は定量性がない上、食品によっては細胞壁の存在のため殆ど凍結による障害が外観上認め難いというケースが多かった。本発明はこれらの課題を解決するものである。 |
効果 |
生鮮野菜・果実類と凍結・解凍後の生鮮野菜・果実類の組織切片を、NMRを用いて拡散係数D/水自己拡散係数Dwが拡散時間に対しプラトーとなる値を算出することができる。 光学的な観測による拡散可能空間距離(細胞直径)を併用することによる膜の水透過係数を求めることにより定量的な比較ができることで、定量的に、或いはグラフ作成により視覚的に確実に凍結ダメージを評価することができる。 |
技術概要
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凍結・解凍後の生鮮野菜・果実類を核磁気共鳴装置(Nuclear Magnetic Resonance; NMR)を用いて測定される組織内の水の拡散係数を用いて、凍結・解凍後の野菜等のダメージを評価する。 生鮮野菜・果実類に対し、凍結・解凍後の生鮮野菜・果実類の水分透過性が実際に変化しているかどうかを、NMRによりその組織切片内部の水分拡散係数を測定する等鋭意検討した結果、拡散係数/水拡散係数が、生鮮のものより凍結・解凍したものの方が高く推移することを見い出した。更に光学的な観測による拡散可能空間距離(細胞直径)を併用することにより、水透過係数を求めることにより定量的な比較ができることで本発明を完成するに至った。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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