出願番号 |
特願2005-068945 |
出願日 |
2005/3/11 |
出願人 |
国立大学法人東京海洋大学 |
公開番号 |
特開2006-246802 |
公開日 |
2006/9/21 |
登録番号 |
特許第4734562号 |
特許権者 |
国立大学法人東京海洋大学 |
発明の名称 |
糸状菌及びこれを用いた環境浄化方法 |
技術分野 |
食品・バイオ、化学・薬品、その他 |
機能 |
環境・リサイクル対策、洗浄・除去 |
適用製品 |
難分解性の有機化合物を分解する微生物を用いた環境修復方法 |
目的 |
PCB、ダイオキシン等の有害かつ難分解性の有機化合物を分解する微生物を用いた環境修復方法については様々なものが既に提案されている。 しかし、海洋のような塩分を含む環境下では対象となる有機化合物を分解する能力が無いか、その能力に乏しいものが多い。 従って、海洋に投棄された廃棄物中のこれらの有機化合物を速やかに分解・無害化する微生物及びこの微生物を用いた環境修復方法を見つけることが急務である。本発明はその課題を解決するものである。 |
効果 |
ペスタロティオプシス(Pestalotiopsis)属に属し、塩分を含む環境下で少なくともリグニン分解活性を有する微生物を特定した。この微生物はリグニン分解酵素のうちでラッカーゼを主に産生する。有性生殖器官を形成しないアナモルフ(anamorph)の菌類であり、分生子の細胞数は6(内、有色細胞4)で3−9本の付属糸を有する。Pestalotiopsis sp. SN-3株(FERMP−20375)である。 |
技術概要 |
・ペスタロティオプシス(Pestalotiopsis)属に属し、塩分を含む環境下で少なくともリグニン分解活性を有する糸状菌。 ・Kirk培地を用いて培養した場合にNaCl濃度が0〜12%(w/v)、pHが2〜11、温度が4〜37℃の範囲で生育可能な糸状菌。 ・Kirk培地を用いて培養した場合にラッカーゼを主に産生する糸状菌。 ・有性生殖器官を形成しないアナモルフ(anamorph)の菌類であり、分生子の細胞数は6(内、有色細胞4)で3〜9本の付属糸を有する糸状菌。 ・Pestalotiopsis sp. SN-3株(FERMP−20375)である糸状菌。 ・これらの糸状菌及び/又はその分泌物を有効量含有することを特徴とする環境浄化剤。 ・これらの糸状菌及び/又はその分泌物を用いて環境汚染物質を分解させることを特徴とする環境浄化方法。環境汚染物質がリグニン、色素染料、有機スズ(TBT、TPT)、PCB又はダイオキシンであることを特徴とする上記の環境浄化方法。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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