減圧処理または加圧処理とエレクトロポーレーションを用いて、所望の核酸を細胞または組織(植物組織を含む)へ導入し、核酸導入体(形質転換体を含む)を作出する方法とそのための装置

開放特許情報番号
L2006002543
開放特許情報登録日
2006/3/24
最新更新日
2016/8/1

基本情報

出願番号 特願2004-521208
出願日 2003/7/14
出願人 独立行政法人農業生物資源研究所
公開番号 WO2004/007736
公開日 2004/1/22
登録番号 特許第4273231号
特許権者 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 減圧処理/加圧処理の使用を含むエレクトロポーレーション方法
技術分野 有機材料、無機材料、食品・バイオ
機能 材料・素材の製造、加圧・減圧
適用製品 核酸を細胞内に導入する方法、核酸を細胞内に導入した植物(コムギ、イネ、トウモロコシ、ハクサイ、ナタネ、ダイズ、トマト、マクワウリ、アサガオ)を作製する方法、核酸を細胞内に導入するための装置
目的 (1)アグロバクテリウムなどの培養・調整を必要とせず、(2)核酸導入する試料の調製が容易であり、かつ(3)核酸導入の後の核酸導入体を容易に得ることができる、簡便かつ迅速な核酸導入方法(特に、植物の形質転換方法)及びそのための装置を提供する。
効果 本発明によれば、核酸導入体(特に、形質転換植物体)を迅速かつ大量に得ることが可能になる。従って、植物形質転換体を得ることが必要な産業分野のみならず植物を用いる開発研究においても利用され得、大量処理・大量解析を容易にし得る。さらに、画期的な組換え作物の開発につながる。
技術概要
 
(a)細胞を大気圧と異なる圧力下に維持する工程、および(b)細胞と核酸とをエレクトロポーレーションが起き得る条件下に配置する工程を、包含する核酸を細胞内に導入する方法または核酸を細胞内に導入した植物を作製する方法、並びに(a)細胞を大気圧と異なる圧力下に維持する手段、および(b)エレクトロポーレーション手段を、備えた核散を細胞内に導入するための装置である。なお、細胞を大気圧と異なる圧力下に維持する工程が加圧処理または、大気圧よりも0.096MPa低い減圧処理で行われ、またエレクトロポーレーションが起きる条件下に配置する工程が少なくとも二種類の方向で細胞と核酸とに電圧パルスをかけることを含む。さらに、細胞が植物の休眠組織の種子細胞で、イネ科、アブラナ科、マメ科、ナス科、ウリ科、ヒルガオ科の植物を含む。
リサーチツールの分類 植物、方法・プロセス
実施実績 【有】   
許諾実績 【有】   
特許権譲渡 【否】
希望譲渡先(国内) 【否】 
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2020 INPIT