免疫調節性機能を誘導する微生物株、例えば乳酸菌類、又はその微生物由来の免疫調節性機能を有する成分とその取得方法及び選抜方法、並びに菌を含有する食品、食品素材並びに動物飼料

開放特許情報番号
L2005006904
開放特許情報登録日
2005/6/24
最新更新日
2016/10/7

基本情報

出願番号 特願2003-398662
出願日 2003/11/28
出願人 独立行政法人農業生物資源研究所、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
公開番号 特開2005-154387
公開日 2005/6/16
登録番号 特許第4589618号
特許権者 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 免疫調節性機能を誘導する乳酸菌類とその成分
技術分野 食品・バイオ
機能 食品・飲料の製造、その他
適用製品 インターロイキン−10産生を誘導するラクトコッカス属乳酸球菌、乳酸球菌由来の免疫調節性機能を有する成分、インターロイキン−10産生を誘導する微生物株、微生物由来の免疫調節性機能を有する成分の取得方法と選抜方法、ラクトコッカス属乳酸球菌を含有する食品と飼料
目的 アレルギー疾患や大腸性潰瘍炎など炎症性腸疾患を初めとする自己免疫疾患等の免疫病の予防・治療に資する微生物及びその乳酸球菌由来の成分を提供し、その微生物又は成分の効率的な選抜方法及び免疫恒常性を保つ上で重要な役割を担う免疫調節性細胞をその微生物又は成分を用いて効率的に誘導する方法を提供する。
効果 ラクトコッカス属乳酸球菌などの微生物とその微生物由来の成分は、アレルギー疾患や大腸性潰瘍炎など炎症性疾患を初めとする自己免疫疾患等の免疫病の予防・治療、又ヒト・家畜・ペット等哺乳動物の免疫恒常性維持に資する。また安全性が高く経口摂取が可能なことから、食品又は食品素材並びに動物飼料の有効成分として利用することで体内で効率的に免疫調節性細胞を誘導することができる。さらに、免疫恒常性を保つ上で重要な役割を担う免疫調節性細胞を効率的に誘導する微生物又は成分、例えばラクトコッカス属乳酸球菌を取得・選抜することができる
技術概要
 
マウスやウシ等の哺乳類の樹状細胞又は脾臓細胞からインターロイキン−10産生を誘導するラクトコッカス属乳酸球菌又はその乳酸球菌由来の免疫調節性機能を有する成分で、ラクトコッカス属乳酸球菌が生菌体又は死菌体、またラクトコッカス ラクティス サブスピーシーズ クレモリス C60株(FERM BP−08559)である。そして、ラクトコッカス属乳酸球菌などの微生物を哺乳類の樹状細胞又は脾臓細胞と共培養しインターロイキン−10産生誘導能が高い菌株を選抜する微生物株又はその微生物由来の免疫調節性機能を有する成分の取得方法と、ラクトコッカス属乳酸球菌などの微生物を腸上皮細胞株と共培養しカスパーゼ−1活性の誘導能が低く、かつインターロイキン−18産生誘導能が高い細胞を選抜する微生物株又はその微生物由来の免疫調節性機能を有する成分の選抜方法であり、さらにラクトコッカス属乳酸球菌を有効成分として含有する食品又は食品素材、並びに動物飼料である。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
希望譲渡先(国内) 【否】 
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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