害虫抵抗性を付与するアビジンをコードする人工合成遺伝子と、それを導入した形質転換イネ

開放特許情報番号
L2005000001 この特許の事業構築のヒントや可能性をご覧頂けます
開放特許情報登録日
2005/1/7
最新更新日
2016/8/1

基本情報

出願番号 特願2003-159214
出願日 2003/6/4
出願人 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構、独立行政法人農業生物資源研究所
公開番号 特開2004-357568
公開日 2004/12/24
登録番号 特許第4228072号
特許権者 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 アビジンをコードする人工合成遺伝子
技術分野 食品・バイオ、化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 害虫抵抗性植物、害虫抵抗性イネ
目的 イネにおいて効率よく発現し、長期間にわたって優れた害虫抵抗性を付与することのできる人工合成遺伝子、及びその遺伝子を導入した形質転換イネを提供する。
効果 本発明によれば、殺虫活性のあるアビジンタンパク質をコードする遺伝子をイネにおいて使用頻度の高いコドンを選択することによって、イネの中で高い発現効率を有するように改変させた人工合成遺伝子が提供される。この人工合成遺伝子を導入した形質転換イネは優れた害虫抵抗性を有する。
技術概要
 
本発明の人工合成遺伝子は、天然のアビジンタンパク質をコードする遺伝子を、イネにおける使用頻度が高いコドンを選択することによってイネの中で高い発現効率を有するように改変した遺伝子である。上記遺伝子をイネに導入し、形質転換することにより、害虫抵抗性に優れたイネを作出することができる。天然のアビジンタンパク質とは、ニワトリ由来アビジンタンパク質をいう。本発明の形質転換イネは、自家受粉によって後代植物を作出することが可能であり、本発明の遺伝子を後代に遺伝させることができる。また、本発明の形質転換イネは他のイネとの交配により新たな品種を作出するためにも用いることができる。本発明の形質転換イネは、導入されたアジビン人工合成遺伝子により阻害されることなく正常に生育し、かつその遺伝子の発現によって高い害虫抵抗性を示し、これを食害した貯蔵害虫は死亡あるいは生育が抑制される。対象害虫としては、直翅目(イナゴ等)、半翅目(アブラムシ等)、鱗翅目(アワヨトウ等)、双翅目(イネカラバエ等)、甲虫目(イネゾウムシ等)が挙げられるが、これらに限定されない。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
希望譲渡先(国内) 【否】 
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【有】   
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