出願番号 |
特願2003-057940 |
出願日 |
2003/3/5 |
出願人 |
独立行政法人農業生物資源研究所 |
公開番号 |
特開2004-267007 |
公開日 |
2004/9/30 |
登録番号 |
特許第4273225号 |
特許権者 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
発明の名称 |
カイコ受精卵の保存法 |
技術分野 |
有機材料、生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造、加熱・冷却 |
適用製品 |
カイコ受精卵の保存法 |
目的 |
カイコ受精卵を冷蔵により長期間保護しても高い孵化率を有する、少なくとも2カ年孵化サイクルを有する簡便なカイコ受精卵保存法を提供する。 |
効果 |
本発明によれば、産卵から一定の期間経過後に中間手入れを1回だけ施すことにより、また産卵直後からの高温保護期間を短くしかつ高温保護から冷蔵に至る期間を短くすることにより、カイコ受精卵を長期にわたって冷蔵保存することができほぼ2カ年サイクルで系統保存が可能となった。そのため、現在我が国が保有するカイコの遺伝資源及び実用品種とその素材系統を維持・保存に要する労力、経費を半減できる。 |
技術概要 |
産卵したカイコ受精卵を25℃で30〜60日間保護し、この受精卵を20〜5℃の間で温度を複数回段階的に下げて各温度でそれぞれ2〜5日間、合計20日以下の間段階的に保護し、次いで0〜−2.5℃で300〜450日間冷蔵した後、2.5〜7.5℃で保護して胚子を活性化させ、この胚子が活性化された受精卵に対して産卵後450日目から550日目が経過する前までの期間内に10〜15℃で中間手入れを1回施し、その後0〜−2.5℃で120〜180日間再冷蔵し、最後に出庫、催青を行い、第1世代の孵化から第2世代の孵化までの期間がほぼ2年であるカイコ受精卵の保存法である。 |
リサーチツールの分類 |
動物、方法・プロセス |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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