閉塞を生じない縦水路吸砂口を有する揚泥装置。

開放特許情報番号
L2024001687
開放特許情報登録日
2024/8/14
最新更新日
2024/8/14

基本情報

出願番号 特願2019-214614
出願日 2016/1/25
出願人 井上 虎男
公開番号 特開2020-037864
公開日 2020/3/12
登録番号 特許第6896206号
特許権者 井上 虎男
発明の名称 分割した縦水路の揚泥装置
技術分野 土木・建築、生活・文化
機能 洗浄・除去、環境・リサイクル対策、安全・福祉対策
適用製品  ダムや取水堰周辺の堆砂除去、水処理設備沈殿槽の分離堆積物回収、下水道集積堆砂等の水底沈殿物土砂を回収除去する装置。
目的  水底沈殿物に埋没した状態で、周辺水を濁すこと無く回収除去する覆水路方式揚泥装置のネックは、覆水路の吸水源に近い吸砂口上方沈殿物が早期に排除される吸い破り現象が生じ以降の吸砂排除が困難になることであった。
 本件技術では、吸水吸砂開始の始端である縦水路の補吸水筒を、閉塞しないように工夫した縦方向のスリット状吸砂口を開口させ、周辺がすり鉢状に吸砂され、崩落と吸砂口の埋没、吸砂排除を繰り返しながら円滑に進行させる補吸水筒にして、堆砂の表層面から順次吸砂させ、掃流効果を最大限に活用して吸砂排除する構成にした。
効果  水底沈殿物に水平に埋没させ吸砂,吸泥する集砂管はトンネル水路又は、覆水路として長い距離の埋没沈殿物を吸入水勢に依り円滑に吸入排除する装置として認知されるところであるが、吸水始端となる埋没深さ分の縦水路は、単なる補吸水筒として扱われ初期吸砂遅延のネックとなり、水平部集砂管下流端に発生する「吸い破り」現象の元凶であった。
縦方向水路を分割し、確実な吸入水確保と吸入水に依る掃流効果を活用した確実な吸砂を水平管以上に行える縦水路とした効果は、初期吸砂能力を向上させるばかりでなく、全集砂管の吸砂排除を円滑化した。
技術概要
ポイント吸砂・水底沈殿物に下方部を埋没させたU字形吸水管の一端をポンプ又はサイフォン排水等の揚水源に接続し、他方を沈殿物の上方水を吸入する補吸水筒とする構成であり、この補吸水筒には縦方向に水路を分割する仕切り板を設けて、片側水路は上方水を確実に下方端まで導き、残る片側水路の外壁には縦方向のスリット又は、縦方向に連設した吸砂口を開口させて縦水路の下方端で両水路を合流させ、水砂混合して吸水管に吸入させ揚砂する。
ライン状吸砂・前記ポイント吸砂のU字形吸砂管の底辺を延伸する形の底水平管路部を設け、管路下辺には必要距離範囲のスリット状又は連設した吸砂孔を開口させる。
補吸水筒上方端開口部から吸入した沈殿物上方水は、ポイント吸砂同様に補吸水筒上部から吸水吸砂が始まり、排砂の進行共に吸砂口が下方に移動する形で吸水、吸砂が進行し仕切り板下方端で水砂が混合して底水平管に吸入される。
補吸水筒部排砂の進行に伴い管路抵抗が低減し、水平管部流速の増大もあり、底水平管路部の洗掘排砂と掃流効果が増大して排砂が円滑に行われる。
これ等すべての吸砂排除が移動する吸砂口の開放状態下で流入水勢の掃流効果を最大限に活用してスムースに進行する。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 ダムの堆砂、浚渫、又は、下水道の沈殿部処理装置に興味があり、技術補強、新市場開拓に積極的な企業様

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 実績経験60年余の揚砂、揚泥のポンプと装置の技術、ノウハウが利用できる。
改善効果2 取り扱い経験:採砂、下水道(ヘドロ、沈砂、汚物)、製鉄所(鉄スケール、鉄片、鉄球、アトマイズ、スラッジ、汚泥)、炭鉱(石炭、ボタ、ギロ、水力充填、水力輸送)利用できる。
改善効果3 商品化が早い。
アピール内容 最後はハードの技術力です。
出展実績 ユーチューブに関連動画数件あり。

登録者情報

登録者名称 井上 虎男

技術供与

図面の開示 【有】
図面1 応相談
その他の開示 【有】
その他1 テーマをお持ちであればその検討に応相談。
技術指導 【可】
期間 応相談
技術指導料 【要】応相談
コンサルティング 【可】
期間 応相談
コンサルティング料 【要】応相談

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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