ダムの沈殿物、堆砂や汚泥を放流水と共に排出するシステム

開放特許情報番号
L2013001229 この特許をより詳しくイメージできる、登録者からの説明資料をご覧頂けます
開放特許情報登録日
2013/6/25
最新更新日
2016/2/3

基本情報

出願番号 特願2011-276565
出願日 2011/12/19
出願人 井上 虎男
公開番号 特開2013-127162
公開日 2013/6/27
登録番号 特許第5867918号
特許権者 井上 虎男
発明の名称 ダム湖の深部水を揚水して放流する装置
技術分野 土木・建築、その他、その他
機能 環境・リサイクル対策、洗浄・除去、その他
適用製品 ダム、ため池の放流装置
目的 ダムの堰堤近くに堆積する沈澱物を放流水と共に、ダム外に放流することにより、ダム内堆砂の低減、汚泥の腐敗を防止する。
効果 @ 高水深ダムに至るまで、堆砂や汚泥を無動力で排除できます。
A 従来の排砂ゲート放流(底抜き)のような一時大量放流でなく、洪水時に合わせた自然な放流で排砂出来ます。
B 下流域への特別な負担が掛りません。
C 下流河川、海浜への流砂の供給や、水生生物への栄養、ミネラルの供給が自然に行えます。
D 設備がシンプルで、回動部品がまったく無く、ランニングコストが掛りません。
E 既設ダムにも施工できます。
技術概要
 従来のダムでは、洪水時の放流が、ダムの堰堤上部を開削した放流ゲートから、ダムの表層水を放流する形で行われていますが。
 本件システムでは、放流ゲート下を通してダム外に開口させた、揚水放流管をダム内壁面に沿わせて下方に延伸し、ダム内底面近くに開口させます。
 洪水時に放流ゲートを閉止して一定の水位差を得ることや、サイフォン排水で自然にダム深部水を揚水して放流されるようにします。
 揚水放流管は水位差に応じた流速で、ダム内深部水を砂や汚泥を伴って吸引し、ダム外下流に放流します。
 揚水放流管がどのような砂礫まで揚送できるか、吸泥口が閉塞すること無く効果的に吸泥を行なう構成、等の安定吸水吸泥に関する技術。
 又、既設ダムに施工する場合に必要になる、堆積土砂の掘進機能など、サンドポンプと揚泥装置製造50年余の実績経験が生かされます。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
希望譲渡先(国内) 【可】総合建設業
特許権実施許諾 【可】
希望譲渡先(国内) 【可】 

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 洪水時に自然に近い形で排泥放流が行える。
改善効果2 ダム下流流域への負担が無いばかりでなく、自然の回復に寄与する。
改善効果3 ランニングコストをほとんど必要としない。
アピール内容  ダムは、水処理装置の沈殿槽と同じであり、上流からのほとんどの流入物を沈殿させてしまい、下流河川や海に必要な流砂や水性生物に必要な山のミネラル、有機物をストップしてしまいます。
 ダムは自然に堆砂や泥土で埋没してしまい貯水容量を失い、新にダムを新設する場所はそれほど多くありません。
 水問題は地球規模であり、水の争奪戦争も心配される時代です。
 このような時に、気づかされた者として本件アイデアを提案させて頂きます。
 このような事に賛同頂ける方の御協力をお願いします。
 本件の他に、ダムの堆砂問題の本格的低減解決に寄与できる別途システムも提案しております。

登録者情報

登録者名称 井上 虎男

技術供与

ノウハウ提供レベル
量産仕様の提供 【可】
特殊仕様の提供 【可】
図面の開示 【有】
図面1 構想図、構成図
マニュアルの開示 【有】
マニュアル1 必要に応じ作成し提供
技術指導 【可】
技術指導料 【要】 

事業化情報

事業化条件
特別資格 【要】 
マーケット情報 【有】国内、国外ダムのほとんどが本件設備を必要としており、管理者は国、県となります。
質的条件
事業化実績 【無】 
追加開発 【要】国土交通省周辺研究機関との共同開発が必要。

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
追加情報 ダムや溜池の堆砂、沈泥問題解決に興味のある機関、研究所、関連団体企業の御支援を得たい。
Copyright © 2018 INPIT