出願番号 |
特願2009-178743 |
出願日 |
2009/7/31 |
出願人 |
学校法人日本医科大学 |
公開番号 |
特開2011-032192 |
公開日 |
2011/2/17 |
登録番号 |
特許第5610257号 |
特許権者 |
学校法人日本医科大学 |
発明の名称 |
ネコ伝染性腹膜炎の治療および予防するための医薬組成物およびその使用 |
技術分野 |
化学・薬品、食品・バイオ |
機能 |
その他 |
適用製品 |
ウイルスゲノム、遺伝子相同性、病原性における違い、根治療法 |
目的 |
ネコ伝染性腹膜炎(Feline Infectious Peritonitis:FIP)は、コロナウイルスがネコ体内で突然変異したネコ伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)によって起こる病気で、発症すると非治療時の致死率はほぼ100%と非常に高い恐ろしい疾患であり、従来法では、FIPを十分に予防および/または治療することができなかったため、FIPを有効に予防および/または治療することの実現。 |
効果 |
シクロスポリンを有効成分とする医薬組成物を用いて、FIPVの細胞内増殖を有意に抑制することができる。また、シクロスポリン製剤を投与することによって、FIPを効率的に予防または治療することができる。 |
技術概要
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この技術は、シクロスポリンを有効成分として含有する、FIPを治療および/または予防するための医薬組成物とする。この医薬組成物において有効成分として含まれるシクロスポリンは公知の化合物であり、シクロスポリンA、シクロスポリンB、シクロスポリンC、シクロスポリンD、シクロスポリンH等、現在A〜Zタイプが知られている。いずれのタイプのシクロスポリンも用いることが可能であるが、特にシクロスポリンAが好ましい。シクロスポリンの投与は、FIPを罹患する恐れのあるネコもしくはFIPVに感染しかつFIPを発症していないネコまたはFIPVに未感染のネコに予防的に投与することもできるし、FIPを罹患しているネコに治療的に投与することもできる。「予防的」とは、シクロスポリンの投与に起因して、投与対象におけるFIPの症状の再発、発症、または発現を防止することを指す。「治療的」とは、シクロスポリンの投与に起因して、投与対象におけるFIPの症状を完治または寛解することを指す。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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