出願番号 |
特願2006-069990 |
出願日 |
2006/3/14 |
出願人 |
国立大学法人金沢大学 |
公開番号 |
特開2007-244254 |
公開日 |
2007/9/27 |
登録番号 |
特許第4815593号 |
特許権者 |
国立大学法人金沢大学 |
発明の名称 |
8−ヒドロキシデオキシグアノシンに特異的な結合性を有するDNAアプタマー |
技術分野 |
食品・バイオ、生活・文化 |
機能 |
検査・検出、安全・福祉対策 |
適用製品 |
DNAアプタマー、哺乳動物のストレスマーカー、哺乳動物のストレス評価、DNAアプタマー固定化センサ、8−ヒドロキシデオキシグアノシン |
目的 |
人体の老化現象や様々な疾患を引き起こす原因と関連して、医療や健康産業の分野において、酸化損傷の程度を効果的に評価することが求められている。近年、生体ストレスのマーカー分子として、遺伝子配列中のデオキシグアノシンが活性酸素種によって酸化された8−ヒドロキシデオキシグアノシンが注目を浴びている。しかし、関連する従来技術は複雑かつ煩雑であったり、測定に用いる物質の安定性の面で改善の余地があった。そこで、安定な物質を用いた8−ヒドロキシデオキシグアノシンの簡便な検出技術を提供する。 |
効果 |
この技術にによれば、8−ヒドロキシデオキシグアノシンに特異的な結合性を有するDNAアプタマーを用いるため、安定な物質を用いて、簡便に8−ヒドロキシデオキシグアノシンを検出することができる。このため、このDNAアプタマーは、ストレスマーカー、ストレス評価方法およびDNAアプタマー固定化センサなどにおいて有効に活用することができる。 |
技術概要
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特定の塩基配列からなり、8−ヒドロキシデオキシグアノシンに特異的な結合性を有するDNAアプタマーに関する。これらのDNAアプタマーを、哺乳動物のストレスを評価するためのストレスマーカーとして利用する。ストレスマーカーにおいて、このDNAアダプターは、蛍光標識されていてもよい。この構成によれば、DNAアダプターを感度良く検出することが容易になる利点がある。ストレスマーカーとしての利用は、哺乳動物の尿を採取するステップと、尿および蛍光標識されたDNAアプタマーを接触させるステップと、蛍光標識を測定するステップと、を行うことにより、哺乳動物のストレスを評価する。さらに、8−ヒドロキシデオキシグアノシンに特異的な結合性を有するDNAアプタマーと、DNAアプタマーを固定化された水晶振動子と、を備える、DNAアプタマー固定化センサが提供される。図は、DNAアプタマーの多様な立体構造を説明する概念図、8−ヒドロキシデオキシグアノシン結合性のDNAアプタマーの人体ストレスを評価するための診断応用について説明する概念図、および、8−ヒドロキシデオキシグアノシン結合性のDNAアプタマーの応用例について説明する概念図である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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