非破壊測定装置用検出器バンク及び非破壊測定装置

開放特許情報番号
L2010001337
開放特許情報登録日
2010/2/26
最新更新日
2015/8/6

基本情報

出願番号 特願2008-134487
出願日 2008/5/22
出願人 独立行政法人日本原子力研究開発機構
公開番号 特開2009-281878
公開日 2009/12/3
登録番号 特許第5099700号
特許権者 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
発明の名称 非破壊測定装置用検出器バンク及び非破壊測定装置
技術分野 無機材料、有機材料、その他
機能 検査・検出、安全・福祉対策、環境・リサイクル対策
適用製品 放射線、中性子検出装置、原子力関連装置
目的 この発明は、ウラン及びプルトニウム等の核分裂性物質を含有する廃棄物を処分する際、放射性廃棄物だけでなく、高密度金属圧縮体や中性子毒物を含む廃棄物に対しても正確に核分裂性物質の測定行うことが出来る非破壊測定装置及び検出器バンクを提供する。
効果 この発明の装置によれば、特定の廃棄物に制限されることなく、高密度金属圧縮体や中性子毒物を含む廃棄体等、種々の廃棄物や物体中の核分裂性物質を正確に測定出来る。また、中性子検出器内の高速中性子に起因するエピサーマル中性子と減速せずに到達した高速中性子とを選択的に検出することが出来、これにより従来、測定が不可能であった金属圧縮廃棄体等やGd等の熱中性子吸収物質を含む廃棄物の測定が可能である
技術概要
放射性廃棄固体の核分裂性物質の非破壊検査方法としてアクティブ中性子法が提案されて用いられているが、中性子減速材を通過した後では、高速中性子、エピサーマル中性子、熱中性子が混在する。そのため高密度金属圧縮廃棄体や中性子毒物を含むものである場合は、スペクトル解析によるか核分裂中性子時間スペクトルは照射中性子時間スペククトル中に埋没してしまうと言う問題点を抱えていた。 この発明の装置は、高速中性子発生管、中性子検出器内蔵検出器バンク、を中性子反射体で取り囲んだ構造に形成されている。その発明の特徴部を示す部分は、所定間隔をあけて複数個の中性子検出器が配置され、中性子検出器の周囲を取り囲むカドミウムからなる熱中性子吸収体と、熱中性子吸収体の周囲を取り囲むポリエチレンからなる中性子減速体と、中性子減速体の周囲を取り囲むホウ素含有物質からなる熱中性子およびエピサーマル中性子吸収体と熱中性子およびエピサーマル中性子吸収体の周囲を取り囲む構造材を具備する。この構造により、従来測定が不可能であった金属圧縮廃棄体等やGd等の熱中性子吸収物質を含む廃棄物の測定が可能になった。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

登録者名称 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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