冷水病耐性形質を有するアユの判別法、及び、これに用いるポリメラーゼ連鎖反応用プライマー。

開放特許情報番号
L2009001600
開放特許情報登録日
2009/3/14
最新更新日
2012/8/21

基本情報

出願番号 特願2006-314364
出願日 2006/11/21
出願人 国立大学法人東京海洋大学、社団法人 広島県栽培漁業協会
公開番号 特開2008-125441
公開日 2008/6/5
登録番号 特許第5026771号
特許権者 国立大学法人東京海洋大学、社団法人 広島県栽培漁業協会
発明の名称 冷水病耐性形質を有するアユの判別法、及び、これに用いるポリメラーゼ連鎖反応用プライマーセット
技術分野 食品・バイオ
機能 検査・検出、食品・飲料の製造
適用製品 冷水病耐性形質を有するアユの判別法、及び、これに用いるポリメラーゼ連鎖反応用プライマー
目的 全国的な規模で甚大な被害を及ぼしているアユの冷水病対策として、アユ冷水病耐性形質に関連する遺伝マーカーを用い、遺伝的に冷水病に罹りにくいアユを選別して効率的に養殖可能にする、冷水病耐性形質を有するアユを判別する判別法、及び、この判別法に用いるポリメラーゼ連鎖反応用プライマーを提供する。
効果 遺伝的に冷水病に罹りにくいアユを事前に判別することができるので、養殖や釣り魚としての冷水病による被害を抑えることができる。また冷水病に罹りにくい親魚を選別して交配し、冷水病に罹りにくい稚魚だけ生産し養殖できるので、経済的であり養殖効率が向上する。
技術概要
 
遺伝子連鎖群(LG)14のマーカー座PalAyu179TUF、及びLG18のマーカー座PalAyu59TUFに存在する冷水病耐性形質に関連する各遺伝マーカーを増幅するプライマーを合成し、これらプライマーを用いてアユのゲノムDNAにPCR法を施し、得られたPCR産物にゲル電気泳動を施すことによりアユ冷水病に耐性のある個体を判別する。配列番号1の内、連続する少なくとも15個の塩基で構成されるオリゴヌクレオチド、及び配列番号2の内、連続する少なくとも15個の塩基で構成されるオリゴヌクレオチドから成るプライマーを用いて、アユのゲノムDNAにポリメラーゼ連鎖反応法を施し、得られた産物にゲル電気泳動法を施して170bpのバンドがあること、並びに、配列番号3の内、連続する少なくとも15個の塩基で構成されるオリゴヌクレオチド、及び配列番号4の内、連続する少なくとも15個の塩基で構成されるオリゴヌクレオチドから成るプライマーを用いて、アユのゲノムDNAにポリメラーゼ連鎖反応法を施し、得られた産物にゲル電気泳動法を施して143bpのバンドがあることを確認する。
リサーチツールの分類 方法・プロセス
実施実績 【無】   
許諾実績 【有】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 通常実施権(原則)
対価条件(一時金) 【不要】 
対価条件(ランニング) 【要】個別交渉による

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 冷水病に罹りやすい系統の種苗を排除することで、冷水病対策が行えるため、従来のワクチンの接種等と比べ迅速であり、かつ少ない労力で実施できるため経済的であり作業効率が向上する。

登録者情報

登録者名称 東京海洋大学

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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