逆ミセル抽出系において逆ミセルサイズを制御する方法

開放特許情報番号
L2008001158
開放特許情報登録日
2008/2/29
最新更新日
2015/8/6

基本情報

出願番号 特願2006-164769
出願日 2006/6/14
出願人 独立行政法人日本原子力研究開発機構
公開番号 特開2007-330874
公開日 2007/12/27
登録番号 特許第5382563号
特許権者 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
発明の名称 逆ミセル抽出系において逆ミセルサイズを制御する方法
技術分野 化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 ナノテクノロジー、逆ミセル、ナノ粒子、粒径コントロール
目的 水と抽出媒体から成る2液相系の抽出媒体相において逆ミセルを生成させる際、電解質を大量に加えることなく逆ミセルのサイズを制御する手法の提供。
効果 液−液分配(2液相分配)によって目的物質を逆ミセルに抽出・濃集してナノ粒子を製造する際の粒径制御など、ナノテクノロジーに利用できる。また、2液相系で生成する逆ミセルのサイズを電解質を加えることなく制御でき、サイズの小さい逆ミセルにも高濃度の金属イオンを導入することが可能となる。
技術概要
 
この技術では、水相中の目的物質(金属イオンなど)を液−液抽出により界面活性剤を溶解した抽出媒体相中に抽出する際、抽出媒体相中で界面活性剤が形成する微小水滴を内包する分子集合体(逆ミセル)のサイズを制御する方法において、目的物質に対して配位子として働く分子性化合物を添加する。逆ミセルを形成する界面活性剤は、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、および両性界面活性剤のうちのいずれかであり、分子性配位子は、金属イオンなどに対して配位能を有する分子性化合物であり、疎水性、親水性、両親媒性のいずれであっても良い。また、抽出媒体が不活性媒体である、アルカン類、超臨界流体二酸化炭素又はフルオラス溶媒であることが好ましい。また、陽イオン性界面活性剤がアミン塩型もしくは第4級アンモニウム塩型、陰イオン性界面活性剤がスルホン酸塩型、硫酸エステル塩型、リン酸エステル塩型、もしくはカルボン酸塩型、両性界面活性剤がスルホン酸塩型、硫酸エステル塩型、リン酸エステル塩型、もしくはカルボン酸塩型であることが好ましい。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

登録者名称 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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